てみたの不思議空間【後ろ】

フィーリングで感じたことを書く

debianでutf-8のLaTex環境を構築

やっぱり最新の日本語LaTex環境を揃えたいよねということです。
インストールは時間があれば構築できます。私の場合はミスって3時間かかりました。
utf-8環境にはTexLiveとptetex3の2種類あると思うのですが
好みでptetex3が用意されているのでそちらを利用します。

http://www.nn.iij4u.or.jp/~tutimura/tex/ptetex.html
手順としてここから設定をutf-8用に少し書き換えて3種類をインストールを行います
必ず3種類を同じディレクトリにダウンロードしてください。

まずptetex3のみを解凍します。私の場合は ptetex3-20090610.tar.gz でした。
かならず最新版を落としてください。
gzip -cd ptetex3-20YYMMDD.tar.gz | tar xvf -

次にディレクトリに入りutf-8を有効にするため、my_option.sample を
コピーして書き換えます。
cd ptetex3-20090610
$ cp my_option.sample my_option
$ vi my_option

KANJI_CODE=UTF8
XDVI=echo
PXDVI=echo
↑の項目の#を解除する

以下が入って無ければ問題ないと思います。※入ってないとmakeをやり直し
# apt-get install gs-cjk、adobe-cmap libxaw7-dev gs-esp、ttf-sazanami flex bison build-essential
gs-cjk、adobe-cmap ←これが失敗したが入れなくても問題ない?

flex ,bisonが入っていないと以下のエラーがでました。
configure: error: no working lexical scanner(lex/flex) found

makeにすっごく時間がかかりますが
$ make all0
$ make otf (OTFパッケージも入れるなら)
$ make babel(pTeXでBabelマクロも使うなら)
$ make font
$ make test

root 権限でインストール
$ su
# make install
# exit

(作業用ファイルの削除)
$ make distclean

これで完了です。後はリンクを張れば使えます。

~/.bashrcの最後にでも
export PATH=/usr/local/teTeX/bin:$PATH
platex='platex -kanji=utf8'
としてできあがり。

使い方。
コンパイル
platex sample-utf8.tex
dviビューワー
xdvi sample-utf8.dvi
pdfに変換
dvipdfmx sample-utf8.dvi

Adobe Readerからダウンロードしてインストール
pdfビューワー
acroread sample-utf8.pdf

ここまでで確認できたことまとめ。
UTF-8LaTex環境の構築
ひらがなと漢字が表示できている事を確認